- 2022.03.17 Thursday
スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
スポンサーリンク
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
JUGEMテーマ:レビュー記事!
11月22日、すみだ北斎美術館、東京、両国の緑町公園内に開館。
これは行かねば、ということで、
初日に、受付ぎりぎりの午後5時前に行ってきました。(営業は午後5時30分まで)
オープン初日は1900人が来館したということで、昼間は行列になっていたようですが、得意の閉館直前入場作戦ですんなり入場できました。ただし、30分しか時間がない(笑)。
美術館じたいは予想外に小さい。常設展は狭いです。上野にあるいくつかの美術館と比較すると少し見劣りがします。
建物は斬新な設計ですが、一階の入場通路のガラス壁面が頭上を頂点とする三角形で出来ていて上にいくほど狭く作られていて、ぼんやりしていると頭や肩をぶつけそうで気になります。
北斎と娘さんの手が動く等身大アトリエ模型(1枚目の写真)と、北斎の作品がパネルで見ることができる高精細画面モニタが展示の目玉のようです。
高精細画面モニタはとてもきれいですが、一台しかありません。ひとりの人が使っていると見ることが出来ません。
作品を細かく分けて、数台設置してあればいいのにと思いました。
寺島法泉寺詣
企画展示室は4階と3階に分かれていて動線が煩わしいです。企画展といっても北斎だけの企画ではリピーターが増えるのも難しいような気がしますが、どうなんでしょうか。
損益分岐点の来場者数は年間36万人だそうですが、向島2丁目にある、ほとんど誰も来ないすみだ郷土資料館を連想してしまいます。
年間1億円の赤字を出すという予想もあり、将来はすみだ郷土資料館と同じような状態になるのではないかと心配になりました。
天下り施設にすぎないという批判もあるようですが、開館してしまった以上、墨田区の財政を圧迫しないように頑張ってもらいたいものです。
JUGEMテーマ:レビュー記事!
コスプレと言えばハロウィンですが、江戸時代の浮世絵にもコスプレをして騒いでいる男が描かれています。
両国の江戸東京博物館の江戸の町のくらしブースの壁画に見つけました。
江戸時代に、タコのキグルミ着て何やってんの? pic.twitter.com/pJqObdcfpK
— 以下略ちゃん™ (@ikaryakuchan) 2016年11月19日
この絵を調べた所、『東都名所 高輪二十六夜待遊興之図』
東都名所 高輪二十六夜待遊興之図.
作家/制作者, 歌川広重/画.
制作年, [天保12〜13年頃].
所蔵館, 江戸東京博物館.
寸法, 36.7 *25.0 *
であることがわかりました。
高輪で、二十六夜を待つ人々が集まって宴を催している風景のようです。
「二十六夜を待つ」とはいったい何でしょうか?
今は廃れてしまったもうひとつのお月見「二十六夜の月」
十五夜は現代人にも馴染みがありますが、十三夜や二十六夜待はほとんど馴染みがありません。
江戸の人々は、月の運行を基本とした旧暦で暮らし、月の満ち欠けと生活が密接に関係していました。
江戸時代には、旧暦の1月と7月の26日の夜に、月を拝む行事があり、これを二十六夜待(にじゅうろくやまち)といいました。
この日の月は、出る間際の光が三つに分かれ、瞬時にまた一つになるように見え、その光の中に阿弥陀如来・観音菩薩・勢至(せいし)菩薩の阿弥陀三尊(あみださんぞん)の姿が見えるといわれ、これを拝むと幸運が得られるという信仰がありました。
(小野浄土寺 阿弥陀三尊像 Wikipedia CC 表示-継承 3.0 File:小野浄土寺三尊.jpg)
旧暦の7月26日は、2016年では8月28日にあたります。
旧暦1月26日(3月4日)は寒いので、夏の二十六夜待が江戸を中心に流行したようです。
2016年8月28日は、月齢 25.3
28日の夜の月の出は、東京で午前0時53分です。
月の出が深夜ですので、それまでの時間、月の出を拝むことのできる海岸や高台に人々が集まって飲んだり食べたりして宴を催して楽しんでいました。
『東都名所 高輪二十六夜待遊興之図』はその光景が描かれています。
タコのコスプレの男も江戸のそんなイベントの参加者のひとりなのでしょう。
残念ながら、この楽しそうな行事は天保の改革で規制を受けて、その後は衰退してしまったようです。
JUGEMテーマ:浅草
「凶」が多いのではないか、とのウワサの浅草寺の「おみくじ」。
昔、まだ、おみくじ初心者だった頃、浅草寺でおみくじを引くと「凶」が出てしまったので、続けてもう一度引くと、また「凶」、気分が悪いので、さらにもう一度引くとまたまた「凶」、腹が立ってさらに引くと「凶」、呆れてもう一度引くと「凶」、連続5回、「凶」を引いた経験があります。
さすがにお金がもったいないので、5回でやめましたが、5枚の「凶」のおみくじは持ち帰りました。
学校で嫌な奴に、毎日1枚ずつ「凶」みくじを郵便で送りつけてあげよう、などと不埒な考えをいだいて持ち帰ったのですが、幸い、そうした行動を実行せず、5枚の「凶」みくじは、いつしか引き出しの中のゴミとなっていきました。
昨日、浅草寺で久しぶりにおみくじを引くと、当たりが出ました。
願望叶い難し。
病人おぼつかなし。
失せ物いでがたし。
待ち人きたらず。
…………なんか、とんでもないことばかり書いてあります。
まあ、「凶」なんですから、こんなもんでしょうが、ふと、今まで読んだことのない裏面の最後の文章が気になりました。
大吉が出たからといって油断をしたり、また高慢な態度をとれば、凶に転じることもあります。
謙虚で柔和な気持で人々に接するようにしましょう。
また凶が出た人も畏(おそれ)ることなく、辛抱強さをもって誠実に過ごすことで、吉に転じます。
大吉→高慢な態度→凶
凶→誠実に過ごす→吉
と書かれています。
結局、大吉も凶も、同じなんですね。
要するに、おみくじとは「高慢な態度をやめて、誠実に過ごせ」と悟しているだけのもののようです。
吉でも凶でも、なんでもいいみたいですね。
この教えが、100円ということです(笑)。
浅草寺のおみくじ「凶」ばかりの謎、なぜ客商売にあるまじき凶を多く入れるのか?