フジテレビMr.サンデーの3月5日の放送で、話題の森友学園の新しい小学校、瑞穂の國記念小學院の校歌が、舟木一夫さんの「あゝ青春の胸の血は」だとして揶揄するような放送を行っていました。

 

 

Mr.サンデーは、作為的なおどろおどろしいナレーターの口調で次のように語ります。

 

Mr.サンデーナレーター「2年前の映像の中で発見したのは、」

女性?の声瑞穂の國記念小學院では、この曲を校歌として採用させていただきます。」

「輝け 生命の歌声に♪」

Mr.サンデーナレーター「舟木一夫の、あゝ青春の胸の血は、という53年前の曲を採用すると発表した。これを小学生が歌うと言うのか!

 

視聴者に、舟木一夫の53年前の曲を歌わせる異常な小学校、と思わせる番組構成なのですが、

 

わたしは、ここにとても違和感を感じました。

 

 

わたしは舟木一夫さんをよく知りませんが、この歌が小学校の校歌にふさわしくないかのようなMr.サンデーの放送も、納得がいくような根拠が語られているものではありませんでした。

 

ほんとうにMr.サンデーが言うように、小学校の校歌としてふさわしくないものなのか、調べてみました。

 

 

 

舟木一夫「あゝ青春の胸の血は」

 

 

「ああ青春の胸の血は」は、監督:森永健次郎、脚本:才賀明の1964年(昭和39年)の邦画です。

【ストーリー】
東都大学のボート部員清水邦夫(山内賢)は練習の帰り道、少女を助けた。それから数日後、少女は邦夫を訪ねて来た。少女は西沢友子(和泉雅子)という玩具工場の女工だった。友子に愛情を感じる邦夫だったが、友子は自分の過去を語ろうとはしなかった。ボーリング場に出かけた二人は、友子の友人と称するチンピラに、声をかけられた。邦夫は、「友子は感化院(児童自立支援施設)上りだ」という勇の言葉に悩む。友子は、貧しい家庭に育ち感化院送りとなった過去を邦夫に知られたことは大きな痛手であった。自暴自棄になる友子。幼な友達でクリーニング店に勤める修二(舟木一夫)と邦夫は、友子を更正させることが出来るのだろうか…。

【キャスト】
山内賢/和泉雅子/舟木一夫/亀山靖博/進千賀子/東野英治郎/小高雄二

原作はなく、才賀明のオリジナルストーリーだということです。

当時はまだカラーテレビが各家庭には設置されておらず、映画館が町々にあり、このような青春映画が多く作られ、人々は日曜日や平日の夕食後などに詰めかけたようです。

 

 

 

同名タイトルの歌は、この映画の主題歌になります。

 

「ああ青春の胸の血は」

  作詞:西沢爽 作曲:遠藤実 編曲:福田正
一 溢れる若さ あればこそ
未来に 向い われら立つ
海の太陽 山の雲
輝け 生命の歌声に
あゝ…青春の胸の血は
夢ひとすじに 燃えるもの
二 親しき友の かなしみを
励ます言葉 尽きるとも
光れ 銀河よ 友情の
涙を夜空に ちりばめて
あゝ…青春の胸の血は
夢ひとすじに 燃えるもの
三 瞼にあわき 花すみれ
ゆきずりの 君 今いずこ
虹は消えても 若き日の
はかなき 思い出 忘るまじ
あゝ…青春の胸の血は
夢ひとすじに 燃えるもの

(注:JUGEMブログはJASRACと歌詞掲載利用許諾契約を締結済み)

 

歌詞を見てみると、青春時代の友情や夢を語る内容になっています。

 

 

 

最近のヒット曲とは違って、派手さはありませんが、実に奥深い美しい日本語の歌詞のように見えます。

 

歌詞の視点は、大人になってから青春時代を振り返る、というような内容になっていますので、小学生にはすぐには理解ができないでしょうが、大人になった時に歌詞の意味がわかるような含蓄のある文章です。

 

小学校の校歌としてふさわしくないような部分はどこにもないように思うのですが、フジテレビMr.サンデーは何がおかしいと感じているのでしょうか?

 

 

 

紫綬褒章作詞家と国民栄誉賞作曲家

 

作詞の西沢爽(にしざわ そう)さんは本名、西澤 義久(にしざわ よしひさ)、1919年(大正8年)1月9日生まれの作詞家です。

 

東京府出身で、1954年(昭和29年)から日本コロンビアの専属となり、小林旭、小林幸子、こまどり姉妹、島倉千代子、千昌夫、ちあきなおみ、美川憲一、美空ひばり、村田英雄など、そうそうたるメンバーに歌詞を提供したようです。

 

他には、「燃えろ近鉄バッファローズ」や東京都目黒区の歌「めぐろ・みんなの歌」などに関わっており、かなり有名な人気作詞家だったようです。

 

日本音楽著作権協会理事なども務め、1982年(昭和57年)には紫綬褒章、1994年(平成6年)には勲四等旭日小綬章を受賞しています。

2007年、敗血症のため81歳で亡くなっています。

 

 

作曲の遠藤実さんは、1932年(昭和7年)、東京、向島区(現墨田区)の生まれで、17歳でギターを持って歌う流しの演歌師となり、1956年(昭和31年)に作曲家としてデビュー。

 

作曲した楽曲は5000曲以上、舟木一夫、千昌夫、森昌子など多くの歌手にヒット曲を提供しました。

 

2008年12月6日に、急性心筋梗塞のため76歳で亡くなっています。

 

2008年12月9日には、数々の楽曲で大衆音楽発展に尽くした功績をたたえ正四位に叙し、旭日重光章を授与。翌年、2009年には国民栄誉賞を受賞しています。

 

作詞、作曲ともに、びっくりするような著名な大御所のようです。

 

「ああ青春の胸の血は」は、小学校の校歌としても非の打ち所がない楽曲のようです。

 

この曲に古さを感じるとしたら、それは舟木一夫さんの歌っていた当時の編曲の問題で、今風にアレンジすれば済む話です。

 

というか、小学校の校歌に新しさを求めることじたいがナンセンスです。

 

 

森友学園を叩ければよいとするマスコミは、ほんとうに異常です。

 

国民栄誉賞受賞の作曲家が作った楽曲を、どうしてバカにするのでしょう。理解ができません。

 

 

 

 

 

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